Column

お役立ちコラム

《初心者向け》自宅ピラティスの基本的なやり方&おすすめメニューを紹介!

2024.07.09

ピラティスは必要な道具も少なく、自宅でも行えるエクササイズです。けがや故障のリスクが少なく、体力に自信がない人でも気軽に行えます。この記事では、自宅でできるピラティスの基本的なポジションとポーズを紹介し、変化を感じるために必要な頻度についても解説します。

そもそもピラティスとは?ヨガ・ストレッチとの違いは?

ピラティスは、筋力の強化や柔軟性の向上、姿勢の改善、健康的なライフスタイルを得ることなどを目的としたエクササイズです。
20世紀初頭にドイツ出身のジョセフ・ピラティス氏によって、退役軍人のリハビリテーションを目的に開発されました。
ヨガと共通した動きがあるのは、ピラティス氏がヨガの動きを参考にしたからです。
もともと宗教的な礼拝としてのヨガは、自己の精神性を高めることを目的としています。一方のピラティスはよりフィジカルに焦点をおき、身体機能の向上を目指しているという違いがあります。

関連リンク:ピラティスとは?向いているのはこんな人!種類やヨガとの違いまで解説!
関連リンク:ピラティスの実際の効果とは?ダイエット効果や体質改善も期待できる!?

ピラティスは自宅でもできる?

インターネットで検索すると、多くのピラティス教室が見つかります。しかし、自宅で挑戦してみたいという人もいるでしょう。
ピラティスには大きく分けて「マットピラティス」「マシンピラティス」の2種類があり、マットピラティスは自宅でも気軽にできるエクササイズです。
正しい姿勢と呼吸で行えば、姿勢の改善やダイエットに効果的なため、猫背を直したい、スタイルアップを目指したいという人にぴったりです。
またけがを予防するために、滑りにくいヨガマットなどがあると安心です。

自宅ピラティスは毎日やってもいい?

自宅でのピラティスは継続することが大切ですが、無理して毎日する必要はありません。
1日10分程度の短時間から始め、週に2〜3回行うことで体の変化を感じやすくなります。
毎日行う場合でも、最初は無理せずに徐々に時間や強度を増やすことを目標にしましょう。

《初心者さん必見》自宅ピラティスの基本ポーズと呼吸法


ピラティスのポーズには基本となるものがあり、ほとんどのポーズはここで紹介するものから派生して行います。
また、どのポーズでも基本的に胸式呼吸を行いながら身体を動かします。

基本呼吸「胸式呼吸」

胸式呼吸は、肋骨を前後左右・上下に動かして肋間筋を伸び縮みさせる呼吸法です。
普段私たちは腹式呼吸を行っているため、練習して胸式呼吸を身につける必要があります。仰向けや座った状態から練習してみましょう。

1.コルセットを巻くようにお腹にグッと力を入れ背筋を伸ばし、肋骨の広がりを感じられるよう両脇の下に手を当てておきます。

2.鼻から息を吸い、風船を膨らませるようなイメージで前後左右に肋骨を広げます。

3.口から息を吐きながら、広げた肋骨を小さく萎ませていき最後まで吐き切ります。

呼吸がしづらい場合は、首肩まわりが緊張している可能性があるため、軽くストレッチして緊張をほぐしてから呼吸を行うと効果的です。

ニュートラルポジション

ニュートラルポジションは、背筋を伸ばしたピラティスの基本姿勢です。仰向け、座位、立位など、どの姿勢でもニュートラルポジションを意識します。
ニュートラルポジションに慣れていないうちは、以下の手順で確認してみましょう。

1.膝を立てた仰向けの状態になります。

2.片方の手を背中と床の間に手のひら一枚分のスペースを作って差し込みます。

3.背中のスペースを保ったまま手のひらを抜いて、両手を身体の横にそわせて伸ばします。

インプリント

インプリントは、骨盤を後傾させて背中を丸めたポーズです。
ニュートラルポジションからおへそが床方向へ沈み込み、恥骨が若干顔の方向に向いたようなイメージで行います。
仰向けで行うなら、背中にアーチがなくピッタリ床についた状態と考えるとわかりやすいです。反り腰の場合や、お尻に筋肉がつきすぎで腰が反ってしまっている状態の時に行います。

テーブルトップポジション

テーブルトップポジションは、仰向けの状態で足をあげたポーズで、股関節の真上に膝がくるよう足を90度に曲げます。
足の上げ下げなどのエクササイズを行う際に頻出します。

1.ニュートラルポジションで、お腹に力を入れて胸式呼吸を繰り返します。

2.その状態のまま、片方ずつ丁寧に足をあげます。

3.すねと地面が平行になるように保ち、股関節ともも、膝の角度はそれぞれ90°を意識します。

お腹にグッと力を入れて、ニュートラルポジションで作った背中のアーチが崩れないようにするのがポイントです。

《初心者向け》自宅ピラティスのおすすめメニュー

ここでは、自宅でできて初心者にもおすすめのピラティスの基本ポーズを紹介します。

ペルビックカール

姿勢調整やヒップアップに効果的なポーズです。

1.膝を立てた仰向けになり、膝の真下にかかとがくる位置に足をセットします。足幅はこぶしひとつ分ほど開きましょう。

2.息を吐きながら骨盤を顔のほうへ傾け、おへそから膝を遠ざけるような感覚でお尻→背中→胸の裏と順に体を持ち上げます。

3.肩から両膝までが一直線になるように意識し、お尻を持ち上げたまま息を吸い、吐きながら元の位置に戻します。

4.1から4の動きを呼吸に合わせて5回繰り返します。

身体を床に下ろす時は、背骨一つ一つを下ろすような感覚で丁寧に行います。
お腹の力が抜けると背骨が反りすぎるため、しっかりと腹圧をかけておきましょう。

スパインツイストスーパイン

背骨の柔軟性を高め、姿勢調整やウエストラインのくびれを作り出すエクササイズです。

1.仰向けになり、片足ずつ持ち上げて両膝を90度に曲げ、脛を地面と平行にします。

2.両腕を肩の高さまで横に広げます。

3.息を吸って骨盤を左に傾け、右のお尻をマットから持ち上げます。

4.息を吐きながらみぞおちから順に背骨を真ん中に戻し、元のポーズに戻ります。

5.反対側も同様に左右5回行います。

内ももをしめ、お腹に力を入れながら行います。
おへそが常に天井を向くような意識で行うと、腹圧をかけやすくなります。

チェストリフト

腹筋を強化し、ぽっこりとたるんだお腹を引き締める効果のあるポーズです。

1.膝を立てた仰向けになり、膝の下に足が来るようにして、頭の後ろで手を組みます。

2.鼻から吸い、口から吐きながらお腹をぎゅっと引き締め、目線をおへそあたりに向けて頭・首・胸を持ち上げます。

3.両手を前に伸ばしてもも裏を触ります。

4.吸いながら高さを保ち、吐く息で両手で頭を支えながらゆっくりと頭を床に戻します。

5.この動きを5回繰り返します。

勢いがつかないように、ゆっくりと行うのがポイントです。

シングルレッグストレッチ

お腹の引き締めや、股関節の柔軟性アップに効果的なエクササイズです。

1.仰向けの状態で両膝を胸に引き寄せます。

2.お腹にグッと力を入れて、頭と肩を持ち上げて目線をおへそに向けます。

3.一方の膝を胸に引き寄せながら、もう一方の足を前に伸ばします。地面からの角度は45度くらいを意識。

4.息を吸って膝を引き寄せ、吐きながら足を交互に入れ替えます。

5.左右交互に10回行います。

横腹の筋肉の動きに意識を向け、引き寄せた足の膝と胸をできるだけ近づけるようにして行います。

スパインストレッチ

肩甲骨や背骨など、背中全体の柔軟性を高めるストレッチです。
両足を前に伸ばして座り、足幅は肩幅に開きます。
背筋を伸ばし、両腕を前に伸ばします。
息を吸って背筋をさらに伸ばし、吐きながら背中を丁寧にまるめていきます。
おへそを背中に引き寄せるようにし、手を足先に向かって伸ばします。
吸いながら背骨を再び起こし、元の位置に戻します。
この動作を5回繰り返します。
簡単なストレッチですが、ゆっくりとした動作と呼吸で行うことで身体が温まるのを感じるでしょう。

マシンピラティスを始めるならKASANE

Pilates KASANE は4名以下の少人数レッスンを中心としたマシンピラティススタジオです。お客様1人1人に寄り添ったレッスンが特長で、ピラティスの基礎を丁寧に学びながら継続していただくことで、身体の変化を実感することができます。ピラティスの基本であり、最も重要な 「呼吸」「骨盤」「背骨」それぞれにフォーカスした基礎レッスンから、流れるように全身を動かしていくレッスン、身体のお悩み別のレッスンなど、幅広いプログラムをご用意しています。
今なら50分の基礎レッスンを受けられる無料体験レッスンを実施中です。マシンピラティスに興味をもった方は、ぜひ一度 KASANE で体験してみてはいかがでしょうか。

まとめ

自宅でできる、ピラティスの基本的な動きについて解説しました。
マットピラティスは、自宅で気軽に取り組めるエクササイズの一つです。週に2〜3回の頻度を継続することで、姿勢の改善やスタイルアップ、代謝の向上などさまざまな効果が期待できるため、短時間でも継続してみましょう。
基本の胸式呼吸やポジションの習得には、慣れが必要です。良い姿勢になっているか、お腹に力は入っているかなどをていねいに確認しながら行います。わかりにくければレッスンに通って、インストラクターに確認してもらいましょう。

新着記事

初回体験レッスン今すぐ予約する初回体験レッスン今すぐ予約する