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ピラティスが向いている人・向いていない人とは?太っていても大丈夫?特徴を紹介

2024.05.30

ピラティスは100年以上前に考案され、もともとは治療とリハビリを目的としたエクササイズでした。現代でもその流れを受け継ぎ、継続することで姿勢改善やインナーマッスル強化、免疫力向上といった効果があります。この記事ではピラティスに向いている人・向いていない人、ヨガとの違い、太っている人にもおすすめできるのかなどのポイントを詳しく解説しています。

そもそもピラティスとは?


ピラティスの歴史は古く、1883年にドイツのジョセフ・ハベルタス・ピラティス氏によって考案されました。もともとは健康な体を手に入れ、自分自身の持病を治療するために、スポーツと治療を組み合わせたのが始まりとされています。

ピラティスの効果

ピラティスの効果には体調を整える以外にも、さまざまなものがあります。
・姿勢改善
・インナーマッスル強化
・ストレス軽減
・睡眠の質の改善
・免疫力の向上
・アレルギーの改善
正しい身体の使い方や呼吸法を学ぶことで、健康トラブルを抱えがちな現代人の健康を回復する効果が期待できます。
実践することで硬くなった筋肉や関節を解きほぐし、柔軟性も高められます
年を取っても若々しい体を維持するには、ピラティスが最適といえるでしょう。

ピラティスが向いている人とは?

「ピラティスは自分にもできるの?」と気になる方のために、ピラティスが向いている人について紹介します。

健康で柔軟な身体を作りたい人

ピラティスでは呼吸を意識しながら、ゆっくりと体を動かすことで、インナーマッスルを刺激する効果があります。
インナーマッスルとは体の奥深くにある筋肉で、意識しなければ使うことが難しいとされています。
ピラティスではインナーマッスルを意識的に動かすことにより、身体を内側から引き締められます。
またインナーマッスルを鍛えることで、健康的にダイエットできるうえ、関節・筋肉の柔軟性も高められます。
激しい運動をしなくても、健康的で柔軟性の高い身体を手にできるでしょう。

姿勢改善したい人

ダイエットや健康に効果のある運動はさまざまですが、姿勢改善にも効果的な点がピラティスの特徴です。
ピラティスはインナーマッスルを鍛える効果があるため、身体の内側の筋肉や関節、骨を意識して運動します。
正しい使い方が身に付けられ、自然に姿勢改善にもつながります。
猫背や反り腰、O脚・X脚などでお悩みの方は、ピラティスがおすすめです。
また膝痛や腰痛、肩こりなどにも効果があるため、姿勢の悪さからくる身体の不調を改善したい人はピラティスを実践しましょう。

ストレスを発散したい人

普段の生活で家事や仕事、育児などに追われている方のストレス発散にもピラティスは効果的です。
家事や仕事は毎日しなければならず、気づかぬうちにストレスをため込んでいることも少なくありません。
「ストレス発散をしようにも外出する時間がない」という方にとっても、ピラティスはちょうどよい運動になるでしょう。
運動を通して忙しい日常から一旦離れ、自分のことだけに集中できます。
また運動には血液循環を促進し、精神を安定させる「セロトニン」というホルモンを分泌させる効果もあります。
自分の時間が少なく、ストレスをため込みやすい人にはピラティスがおすすめです。

身体を動かすのが好きな人

日ごろから運動やスポーツを楽しんでおり、身体を動かすのが好きな人にもピラティスがおすすめです。
ピラティスはインナーマッスルを鍛え、関節の柔軟性を高めることから怪我もしにくくなります。
「スポーツは好きだけど時間がない」という方も、ピラティスなら隙間時間に取り組めるのが魅力です。

スポーツのパフォーマンスを高めたい人

「もっと競技で上達したい」「パフォーマンスを今より高めたい」と考えている方にも、ピラティスがおすすめです。
ピラティスでインナーマッスルや体幹を鍛えることで、高いパフォーマンスを発揮しやすくなります。
また柔軟性の高い筋肉と関節は、接触や転倒による衝撃を分散できます。
選手同士の接触が多いコンタクトスポーツをされる方は、ピラティスでパフォーマンスをアップしましょう。

睡眠の改善をしたい人

夜にピラティスのレッスンを受講し、家に帰って入浴することで副交感神経が優位になります。そうすることで、質のいい眠りにつく可能性が高まります。

更年期症状を改善したい人

40代以降の女性に多い更年期症状には、ピラティスで一定の緩和効果があるとされています。
ピラティスを続けることでホルモンバランスの改善、身体・精神症状の改善効果が見込まれます。
女性ならではの不調を改善したい方も、ピラティスに取り組みましょう。

ピラティスが向いていない人とは?

健康的な身体を作るのに効果的なピラティスですが、向いていない人もいます。
どのような人には不向きなのか解説します。

即効性の高いダイエットを求める人

「1か月で体重を5㎏落としたい」「すぐに痩せたい」など、即効性のあるダイエットを求める方にはピラティスは不向きです。
ピラティスは継続することで体調を整え、しなやかな筋肉へと導く運動法です。
短期間で劇的に体重を減らしたい方や、少しの努力で痩せたいと考える方とは相性が良くありません。
コツコツと続けて美しい姿勢と、健康な身体を手に入れたい方向きの方法といえます。

筋肉を太く大きくしたい人

身体全体を大きくしたい人や、ボディビルダーのような体型を目指している方もピラティスには向いていません。
ピラティスは見た目でわかる筋肉ではなく、内側にあるインナーマッスルを鍛える運動法です。
そのため、筋トレのように鍛えるほど筋肉が大きくなるというものではありません。
ただし筋トレとピラティスを併用することで、パフォーマンスの高い筋肉を作ることは可能です。

慢性的な体調不良がある人

慢性的に体調不良があり、運動で気分が悪くなる方や体調を崩しやすい方はピラティスを避けましょう。
主治医がいる場合は、まず医師に確認したうえで無理のない範囲から始めてください。
また独学でのピラティスは体調不良を助長するおそれがあるため、トレーナーに教わるのがベストです。
その際も、事前に体調不良があることや医師から許可を得ていることを伝え、体調を崩さないように気を付けながら行いましょう。

ピラティスとヨガ、どっちがおすすめ?

ピラティスとヨガは、どちらも健康法として多くの人に知られています。
しかし、似たように思えるピラティスとヨガには、それぞれ目的や運動強度によって違いがあります。
それぞれの大きな違いは次の通りです。

ピラティス ヨガ
成り立ち リハビリとして考案 精神修行として発展
呼吸法 胸式呼吸 腹式呼吸
動き 流動的 ポーズを維持
運動強度 高い 瞑想系ヨガは低め
自重や立位が多いヨガは高め

運動機能を高めて健康な身体を作るならピラティス、気持ちを落ち着けて精神の安定性を高めるならヨガがおすすめです。

ピラティスとヨガの運動強度

ピラティスとヨガでは、流動的に身体を動かし続けるピラティスのほうが運動強度は高めです。
ヨガはどちらかといえばストレッチに近いため、運動強度よりも柔軟性と関節可動域を意識しているからです。
またヨガは精神修行として発展した歴史があり、ストレス発散や精神の安定に効果があります。
そのため、身体のパフォーマンスを高め運動強度を重視するならピラティスを行うのがよいでしょう。

どっちの方が痩せる?

ピラティスやヨガをやりたいと考えている人の中には「どっちの方が痩せるの?」と気になっている方もいるでしょう。
国立健康・栄養研究所の「改定版『身体活動のメッツ(METs)表』」によると、ヨガは2.3~4METs、ピラティスは3METsとなっています。
結果からいえば、ピラティスのほうが痩せやすいです。
ただし、ヨガの中でもパワーヨガのようにカロリー消費を目的にしているものなら、痩せ効果は高いでしょう。
痩せを意識しながら、健康でしなやかな身体を作りたいならピラティスの方がおすすめです。

参考:国立健康・栄養研究所 「改定版『身体活動のメッツ(METs)表』」

マットピラティスとマシンピラティス、どっちがおすすめ?

マットピラティスとマシンピラティスは、目的に合わせて選ぶのがポイントです。
例えば、マットピラティスは自宅でもできることから、気軽に実践できるピラティスを学びたい方におすすめです。
マットピラティスは複数人で一緒に行うのにも適しているため、友人やグループで楽しみたい方にも向いています。
マシンピラティスは器具を使用して負荷をかけやすいことから、筋力向上やリハビリ、部分痩せを目指す方におすすめです。
また、運動が苦手な方でも適度な負荷をかけて、着実に体力をつけやすい点もメリットです。
自分の目的に合わせて、好みのほうを選びましょう。

ピラティスが苦手だと感じるときの対処方法


ピラティスを実際にやってみて「苦手だな」と感じるときの対処法を解説します。

専門的な教室・スタジオで学ぶ

ピラティスは動画や本などを参考にすれば、独学でもできるエクササイズです。
しかし自分に合わないと感じるときは、専門的に学べる教室やスタジオに通うのがおすすめです。
教室やスタジオには専門資格を持つインストラクターがおり、丁寧な指導を受けられます。
自分には合わないと感じていたものでも、教室などで学ぶと印象が変わることもあります。
エクササイズの効果を高める意味でも、教室やスタジオで学んでみましょう。

30回まで頑張ってみる

ピラティスに苦手意識を感じても、まずは30回まで頑張ってみることも対処法になります。
ピラティスの生みの親であるジョセフ・ハベルタス・ピラティス氏は、ピラティスは10回毎に大きな変化を実感できるエクササイズであると語っているからです。
そして30回まで継続することで、身体に大きな変化を実感できるようになるとされています。
取り組むペースは人によっても異なりますが、週2~3回行うなら3~4か月、週1回なら7~8か月程度で効果を実感できるでしょう。
継続することが、苦手意識克服の何よりの対処法です。

頻度や回数を変更する

ピラティスを苦手と感じる原因が効果の出にくさにある場合は、頻度や回数を変更するのがおすすめです。
ピラティスはダイエットと美しい体型が手に入るエクササイズですが、実践する頻度や回数が少なければ効果も出にくくなります。
なかなか効果が出ないために苦手意識が強くなっているなら、頻度・回数を増やして効果があるか試してみましょう。

自分に合いそうな形式・インストラクターを探す

「自分にはピラティスが合わない」と感じるときは、自分に合いそうなレッスン形式やインストラクターを探すのも対処法になります。
ピラティスにはシンプルなマットピラティス、専用の機械を使うマシンピラティスの2種類があります。
またダイエット重視のボディメイクピラティス、筋力維持目的のシニアピラティス、ヨガと組み合わせたヨギラティスなどもあるため、目的に応じて内容を選ぶべきです。
自分が何のためにピラティスをやりたいのかという目的を振り返り、自分に合ったレッスンとインストラクターを選んでください。

ピラティスは太っている人もできる?

ピラティスは太っている人ほど効果が高く、おすすめのエクササイズです。
ピラティスには一般的なスポーツのような激しい動きがなく、膝や腰などの関節にかかる負担も限定的だからです。
解剖学と運動学に基づいたエクササイズですから、無理なく汗をかき、ダイエット効果が期待できます。
仲間と一緒に取り組みたい方はグループレッスン、インストラクターからマンツーマンで指導を受けたい方はプライベートレッスンを選びましょう。
特に、高いダイエット効果を期待するなら、プライベートレッスンがおすすめです。

マシンピラティスを始めるならKASANE

Pilates KASANE は4名以下の少人数レッスンを中心としたマシンピラティススタジオです。お客様1人1人に寄り添ったレッスンが特長で、ピラティスの基礎を丁寧に学びながら継続していただくことで、身体の変化を実感することができます。
ピラティスの基本であり、最も重要な 「呼吸」「骨盤の動き」「背骨の動き」それぞれにフォーカスした基礎レッスンから、流れるように全身を動かしていくレッスン、身体のお悩み別のレッスンなど、幅広いプログラムをご用意しています。
50分の基礎レッスンを受けられる無料体験レッスンを実施中ですので、この機会にぜひお試しください。

まとめ

ピラティスに向いている人、向いていない人、ピラティスの特徴などを解説しました。
ピラティスはもともとリハビリの理論に基づいて発展し、身体に無理のない負荷をかけることでインナーマッスルを強化し、健康な身体を作るエクササイズです。
効果を実感するには継続が必須ですが、続けることで体の変化をはっきりと感じられるでしょう。「無理なく痩せたい」「美しい体型を目指したい」「健康になりたい」このような気持ちが少しでもあるなら、ぜひピラティスを始めましょう。

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